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愛知県立旭丘高校第58期301――HR公式Web       
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301オリジナルストーリー「不思議の国のアリス」紹介
原作「不思議の国のアリス」紹介
301「不思議の国のアリス」ができるまでの物語

301オリジナルストーリー「不思議の国のアリス」紹介

高校3年生の主人公“亜梨子(通称アリス)”は、その名とは正反対に極度の現実主義者。クラスメイトとの会話もぎこちなく、明後日に控える学校祭の準備も全く楽しめないでいた。

「そんなにつまらないんだったら、私に代わってよ」

そう言ってアリスの目の前に現れたのは、アリスと名乗る自分と全く同じ顔の少女。翌日登校したアリスは、自分の居場所を昨日出会った少女に乗っ取られていることに気付く。
現実世界での居場所を失ったアリスが行きついた先は――「不思議の国」。

“もう一人のアリス”とは、一体何者なのか?
果たして、アリスは現実世界に戻れるのか?

ルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」を下敷きにした、301のオリジナルストーリー。


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原作「不思議の国のアリス」紹介

原作者はルイス・キャロル(1832〜1898)。

ある日、アリスが退屈しながら座っていると、目の前を奇妙な兎が通りすぎる。兎の後を追いかけて穴の中に入ったアリスは、不思議な場所に出る。
チェシャ猫・青虫・三月兎・ハートの女王…身体が大きくなったり小さくなったりしながら、アリスはこの不思議な世界を冒険する。
最後は所謂「夢オチ」な話。

言葉遊びあり哲学的な問いあり不条理あり、子供向けの話なのに説教臭さがない異色の物語。これまで「不思議の国のアリス」を題材に多くの小説が書かれてきた。

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301「不思議の国のアリス」ができるまでの物語 管理人

――道のりは、決して平坦ではなかった。

いや、ありきたりか。



オリジナル脚本の構想は、最初からあったというわけではありませんでした。
それ以前の話、4月の時点では皆あまりやる気がありませんでした。

4月下旬、アンケートをとって「劇をやりたい」と回答したのは約半数。

301は理系選択しかいないクラス。
クラスアンケートの結果を見てもらえばわかると思いますが、どちらかというと真面目・暗い(=消極的?)・個人主義的な雰囲気のクラスなので、みんなで劇を作り上げようよ、という雰囲気はやはり少なかったと思います。
(かくいう私もはっきり言って演劇をやることに興味は全くなかったのですが…)
ただ、劇をやりたいと言う人々は概して積極的なので、なんとか話し合ったりして、(多少ごり押しの感は残って私としてはちょっとヤな感じだったなぁ)「とりあえず劇の方向で行こうか」ということになりました。

…フシギですね、一体これがどうなったら「オリジナル脚本」なんて茨の道まっしぐらなものに突き進めるようなクラスになるんでしょう?
旭丘の7不思議なんてものがあったら、その中に入れて欲しいもんです。



5月上旬、レクリエーションの行きのバスで脚本原案を紹介。その後、アンケートでよさそうな脚本を二つに絞りました。
ところが、そこから先が進まなかった…

キャストを募っても、キャストが出ない。これでは先に進めない。
敗因は、具体的にどういう脚本なのかがみんなにはっきりわからなかったことだろうと思います。
脚本を印刷してクラス中に配るとか、そういう努力を怠ったこと…といいますか。

キャストがいないと、どうにもならない演劇。
始めに出た4,5人程度でできる演劇ってものすごく少ないような。
私たちが選んでいた脚本は、両方ともその倍はキャストが必要だったので
脚本を改変して減らすにしても、無理がある…。

また、2つのうちのどちらにするのかについても、票は同数程度。
どちらかに決める要因になるキャストは、出ない。

うわ、決めらんないじゃん。どーしよー。

そんなこんなでアンケートなんかをとりつつ、特に打開策もなくうだうだと時が過ぎていきました。

――唐突過ぎるほど唐突に、301に転機が訪れるまで。



6月の頭、そのニュースは突然やってきました。
「他のクラスで、自分たちが候補に挙げている脚本でやろうとしている」
うわぁ。

さあ、どうしよう。
素直にもうひとつの脚本でやるという選択肢もありましたが、そうは問屋が卸さない。
実は、もうひとつの脚本はまた別のクラスの候補に挙がっていた…ということもわかっていました。

また心情的な問題として、「後から来て強引にその脚本でやろうとしている」クラスに譲ってやる義理はないだとか、もしくは「逃がしかけた魚は大きそう」と思った…というのはあるでしょう。

当然、「とられそうになっている」脚本でやりたい、と言う人が極端に増えました。

もうひとつの脚本を持っているクラスに圧力をかけつつ、話し合いを続けますがやはりなかなか進まない。
「他のクラスがやりたいからって自分たちが我慢することはない。」
「だけど、穏健に済ませたい。」

「劇、やめない?」なんて話も出るほどの議論の結果、結論はこうなりました。
来週1週間で、もうひとつの脚本で劇ができるだけのキャストを集めよう。
それができなければ、オリジナル脚本でやってみよう。

6月最初の金曜日、「オリジナル脚本」案が浮上した最初の日でした。

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